花火師回想録その2

で、なんだっけ。

続き。続き。

てか続きになってるのか、よくわからん。
今、酔ってるし~。

で、

この前な、某国に出張に行った時の写真を探してて。
そしたら、違う写真みっけたよ。
存在を忘れてた写真。

これな、東名高速道路沿いの某精密機械会社の夏祭りの花火ね。XXX万円。

で、この時はまだ会社の誰にも言ってなかったが、もう今住んでいる家も建てはじめてたし会社を辞める決心がついてたので、それまで撮ろう撮ろうと思いながら撮ってなかった現場の写真を撮っただよ(しぞーか弁)

ただな、スタッフにカメラ渡して「おれを撮れ」って言ったのに、現像したら(これはデジカメではない)おれの写真ゼロ。
ほんとほんと。

じゃ、はじめます。

網のブログ-花火

こりゃ、火車かいな。

花火じたいは60センチくらいの円盤状で、それこそドラキュラの胸に打ち込むようなデカい金属製の杭を木の棒に打ちつけて、それに取り付けてな。

木の棒は、地面に埋めて立てると面倒でしょ。
なもんで、いちばん大きいサイズの脚立に縛り付けて。
これなら可動式だもんで、風向きが変わってもスグに対応できるでしょ。

火をつけると火の粉を散らしながら、すげースピードで回るよ。

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これは文字仕掛け。

昔さ「金鳥」のCMでやってたでしょ。毎年毎年。
「金鳥の夏 日本の夏」って。
アレよ。
1文字、最小サイズが1.2M四方で2万円からね。

んで、ここからが 花火っぽいの。

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これな、スターマインって言って連発式のよ。
これはオーダーメイドで、玉とか発射のタイミングとかお客さんの要望を聞いて設計して。
この時は指図書を書いて本社で作ってもらったのかな。
自分で作るときもあるよ。

工場で組んで、それを現場に持っていって設置だけする場合もあれば、玉とか火薬とか導火線とか筒とか、その他いろいろを現場に持っていって現場で仕込む場合もある。

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この日、一緒に行った2名のうちのひとりO君。
普段は、ワタシと一緒のお店でジグソーパズル担当です。

説明の都合上、(この日の演出の)順序が前後しちゃうけど、これがレディメイドのスターマイン。
2.5号ってサイズの、打ち上げ煙火では最小クラスの玉が仕込んであります。
もちろん自社製だけど、既製品扱いだからオフシーズンにせっせと作ってるのよ。
「花火師って冬は何してるの?」ってよく聞かれるが、自社の夏のぶんとか他社に売るぶんを作ってます。
本社は一年中、花火の事しかやってません。

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で、話戻って。
この現場のスターマインで最大クラスの玉かな。
終盤でバカスカと連発で揚がるなかでも小さいスターマインから徐々に大きなのに移ってシメになるのよ。

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花火大会を横から見たところだwww

花火が終わったら、お客さんに挨拶に行って。
で、後片付けして。
仕掛けとかの回収は当たり前だけと玉のカスとかも可能な限り拾ってね。
そうしている間に車をキンキンに冷やしておくんだ。

汗だくだくで車に乗り込むと、それはもう天国よ。

写真のようなワンボックスカーだと荷室に積んだ筒とか、ススで真っ黒になった自分の手から濃厚な火薬の匂いがしてねぇ。
現場の余韻が生々しく残ってるんだよ。
大抵はスッキリした気分で談笑しながら車を走らせる。

まぁ、帰ってから荷物を降ろすのがまためんどくさいけど。

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それでは皆さん。よい夏を。

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