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ってなわけで「例年の今頃は福袋作りで大変よん」って数日前に書いたけど、ふと思った。
福袋だけで文章1本書けるんとちゃうかって。

だって、そういうの舞台裏って ちょっと知りたいでしょ?
え?知りたくない?

いいから黙って聞きなさいw

サンタさん、怒っちゃうよw

さてさて、そゆわけで 一応 クリスマスと言うか12月に入ってから23日の天皇誕生日までが年間で最も商品の売れる時期ざます。

ま、ウチは1/3がオモチャ、他の1/3がファンシー商品で正月のお年玉需要があるけど、それにしたって1月15日までだね。
なので、一般論としてはその時期を売れずに過ぎた商品はその後も売れる確率がアレなんですね。

いや、普段だって商品は売れるけど「適正在庫」っていう数量がありまして。
売れる時期を過ぎて、思ったほど売れなかった商品は置いといたって倉庫も圧迫するし、叩き売りでとっとと現金化しちゃえと。

でも、僕って不精だからチマチマ売るのイヤなのね。
で、そういうのガンガンと福袋に突っ込んでたわけ。
めんどくさいから。

そしたら、何か 年々 福袋が作っても作っても足りなくてさ。

そらそうだ。
たぶん入ってるもの合計したら(値札もつけたまま)かなりの額だと思う。
こっちは採算なんか考えずに、倉庫に山積みの荷物を減らす事だけ考えてるからね。

そんなわけで、当時の事を思い出して絵に描いてみました。

まず、袋をクチ開いて図のように並べるのね。
で、福袋のネタは だいたい以下のようなもんです。

  • 過剰在庫品
  • ハンパもの
    (売り場を構成するのに最低限の在庫が必要だけど、それに満たない状態のもの)

なかには うっかり倉庫の奥にしまっていて旬の時期を無駄に熟成させちゃった担当のチョンボ品もあるかもしれませんw

売り場それぞれに色々とワケあり。
そういうのを秘密裏に処分できる年に一回のチャンスだったりしてw

で、クチが開いた袋に均等になるようにポンポンと商品を入れます。
袋と袋の間の通路を歩きながらポンポンと。

で、透明のガムテープみたいなので封をします。

中身はおおざっぱにメモしておいて、陳列時にお客さんが見てわかるように掲示します。

ウチは特殊事情で広大な倉庫と、福袋運送用のトラックを何台でも自由に使えるというのがありまして、よそではできないオペレーションが可能だったんですね。

私は毎年福袋隊の隊長です。
なので店のおねえちゃんたちのうち当番の6~7名を連れて朝から晩まで寒い倉庫で大晦日まで福袋を作ってます。

で、普段は社内犯罪とかに目を光らせてますけど福袋だけは特例で「自分用」を目こぼししてました。
「自分用」って、名前の通り 作る本人が自分の欲しいものを福袋に突っ込んでいく、言ってみれば店員の万引きみたいなもんですが、まぁ「忙しい時期 ご苦労さん」と「福袋作り 寒いけどモチベーション上げてな」っていう意味で。

ちなみに、どうやっても、どんだけ作っても、やっぱり福袋は足りないので 問屋さんから仕入れるようにしました。

10社以上から納品されてたけど
やっぱり仕入れの福袋は中身がセコい。

売れ残りを定価で原価計算して意味ねぇっての。
そういうの性分が抜けないんだろうね。

なもんで、お客さんにも元旦から先着順で「こっちの自家製は例年通り採算度外視でゴージャス!」「私らが詰めてます!」って売ってた。

それと、そうだな
福袋は、わざと ある程度 中身がのぞけるように封をしてた。

でも、破ってでも見たがる人が必ず一定の割合でいるから被害の拡大を防ぐ為にこう言ってた。
「あ、開けると 福 逃げちゃいますよ~」

これならカドたたないでしょw

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