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追記:2024年4月

この数年後、伊勢のスナックで飲んでいたら漁師さんと同郷のママさんから彼は既に亡くなっていた事を聞きました。

豊金丸さんが作ってくれたのは伊勢海老料理だけでなく楽しい楽しい思い出でした。
安らかにどうぞ。

奥鳥羽の夜

土日も仕事だったんですけど
昨日の夕方、
その仕事相手の海産物問屋・小売をやってるお客さんから飲みに行こうと誘われまして。

で、奥鳥羽の国崎(くざき)っていう漁村の小さな店に行ったら
日曜で休みだったものですから
お客さんが取引先の伊勢海老漁師に電話して
「近くでどっか開いてる店ない?」って聞いたら
海岸沿いに相差(おうさつ)という隣の漁村の店を教えてくれて。

伊勢海老漁師の登場!

で伊勢海老を持ってきてくれるって。
というわけで教えられた店に着いて
お客さんと一杯やってたら
少し遅れて伊勢海老漁師が同じく漁師の息子を連れてやってきました。
で伊勢海老漁師が店の調理場借りてね。

「エビ見る?」とカウンターの奥から取り出したのが
とんでもない巨大サイズの伊勢海老。

伊勢海老としては最大級だそうで
それより大きいのは南洋とかに棲んでる種類が違うヤツだそうです。

金額に換算すると、いくらするんだw
とか下衆なことが頭をよぎりましたよ。

伊勢海老のお刺身

最初は身を刺身にしてくれて。

とんでもなく巨大な伊勢海老でさえ
刺身にすると、こんなもんです。

で、漁師が3回くらい力説してたのが
「伊勢海老の刺身は花咲かせたらあかん」と。

どういう事かといいますと
伊勢海老を刺身にするじゃないですか。

で、ボウルとかに氷水を用意しておいて
それにエビの切り身を入れるとパツと花が咲いたように開いて
ガサも増えるんですけど
それをやるとエビの甘みとか味が台無しになるので「絶対あかん」そうです。

伊勢海老の具足煮

で、頭や足は具足煮にしてくれて
これがまた
伊勢海老の足って、普段僕らが食べるサイズだと
足なんか細いから噛み割って汁をチューチュー吸うくらいですけど
このくらいの巨大エビになると
足さえカニに匹敵するのが驚きです。

というわけで
伊勢エビ漁の面白い話を聞かせてもらいながら
閉店まで盛り上がりっぱなしでした。

というわけで皆様におかれましては
伊勢海老を刺身にする時は
水に触れさせない様にお気をつけ下さい。

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